救急救命士として活動するための勉強方法は国試対策とは別物です

管理人も行きたい

救急救命士の国家試験も終わりましたね。

受験された皆さん、お疲れ様でした。

さて、就職が決まっている方は4月から働くでしょうし、エルスタ出身の方は所属に戻れば救急救命士として勤務されると思います。

これまで国家試験対策の勉強を頑張ってきたと思いますが、その勉強スタイルはあくまでも国家試験に合格するためです。

これからは全く異なった勉強スタイルが必要になります。

今回は、

  • これから救急救命士として働く方
  • 救命士として働いているが勉強スタイルが分からない方

に向けて記事を書いてみようと思います。

国家試験対策の勉強は疾患がメイン

国家試験対策の勉強では、

主に疾患をベースに勉強してきたと思います。

例えば、急性心筋梗塞をベースにすると、疫学はどうで、症状はこうで、特徴的な心電図はこんなで・・

ですから、国家試験を受験した直後の方は、疾患についての知識はたくさん持っているはず。

しかし、実際の現場活動の場合、疾患が分かっているケースは転院搬送を除いてほとんどありません。

この勉強スタイルが影響しているからか分かりませんが、

救急救命士が臨床推論を苦手とする原因の1つかもしれません。

実際の現場活動は国家試験対策と真逆である

先ほども述べたように、救急現場においては「主訴」から「疾患」を想起する力が必要です。

従って、国家試験対策では疾患ありきの勉強スタイルがメインでしたが、救急現場活動のための学習スタイルは、主訴から疾患を想起する(自分なりの鑑別疾患を持つ)方法が必要になってきます。

例えば、めまいを例に考えてみます。

まずは脳が原因なのか、循環器疾患や出血によるものなのかを判断しなければなりませんよね。(病院選定に影響するため)

脳が原因の場合は、生理学的評価はどんな結果がイメージできますか?

対して、循環器疾患の場合はどうでしょうか?

これだけでも生理学的評価(意識、呼吸、循環、神経)の学習スタイルが身につきます。

そして、中枢性めまいであれば小脳出血や小脳梗塞、脳幹出血や脳幹梗塞等が想起されますので、それに対する必要な観察項目は何か、そして必要な問診項目は何かを習得するはずです。

つまり、主訴をメインに学習することで、

  • 自分なりの想起疾患が羅列できる
  • それに関連した知識を習得できる
  • 現場で優先すべき活動スタイルを構築できる
  • 結果的に臨床推論の力が身に付く

このようなメリットがありますし、何より現場活動がスムーズに進むはずです。

もちろん、必要な学習スタイルや習得すべき内容は他にもたくさんあります。(非公開ページで公開予定)

しかし、今回紹介した学習スタイルが基礎(ベース)になるため、早い段階から自分の学習スタイルを構築することが大切です。

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